■優秀賞
「Dr2GO」
SCSK株式会社(東京都江東区)
ビジネスデザイングループ ヘルスケアセンター
ヘルスケア事業企画部 第一課
渡辺萌々(わたなべ・もも)氏
「病院DXアワード」最終審査の舞台で最後のプレゼンテーションに立った渡辺氏。初代大賞を選ぶ瞬間が間近に迫り、会場は緊張の糸で張りつめた空気が漂う中、導入病院として同じ舞台に立った社会医療法人蘇西厚生会松波総合病院副院長の草深裕光氏の一言が会場の雰囲気を和やかにした。
会場の大阪にちなんで「推し活」に「串カツ」をひっかけたスライドを使い、両手の親指を立てながら「今日はSCSKの推し活に来ました」と会場の笑いを誘った。“つかみはOK”。2人の表情からうかがえる良好な関係がプレゼンテーションで垣間見られた。それだけに「結果は悔しい」。表彰後のインタビューで、渡辺氏はつぶやいた。大賞との差は5点とわずか。「もっと良いものを作りたい」。この悔しさが新たなモチベーションの芽を生んだ。
2023年から「Dr2GO(ドクターツーゴー)」を導入した松波総合病院。「製品は『使う』だけでなく、意見を出し合って良いものに改良していくことが重要」と話す草深氏をはじめとした医療機関とSCSKの協力関係が「病院DXアワード」優秀賞受賞という形で現れた。 渡辺氏は「少しでも多くの病院に『Dr2GO』を利用してもらうことが医療DXサービス提供の継続性という意味で重要になる。病院・製薬・ヘルスケアの三者で医療を盛り上げていければいい」とほほ笑んだ。
▽「Dr2GO」の記事は以下から
https://www.cbnews.jp/news/entry/20250128181825
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